今回はタクシー運転手の服装と身だしなみについて見ていきましょう。
法人タクシーでの服装の話がメインです。個人タクシーについては書いていません。
また、タクシー会社の面接での服装やタクシーセンターでの地理試験に着ていく服装についても書いているので参考にしてください。
では、早速見ていきましょう。
<目次>
法人タクシー運転手の服装と身だしなみ
法人タクシー運転手は基本的に制服を着用しています。
Yシャツにブレザーまたはベストを上半身に着て下半身は長ズボンですね。
ただ、夏場はYシャツだけ着ている人も多く見かけます。
夏場にブレザーを着て自分が暑いから車内のエアコンを寒く設定しすぎると、お客様に迷惑がかかるので、可能な限りお客様と温度感覚を同じようにしています。
(自分が暑いからという理由もありますが!)
ちなみに、私は1年中夏も冬もYシャツとベストだけを着て営業しています。
ブレザーを着ると腕や肩の可動域が狭くなって、お釣りを返すときに引っかかる感じがするのが嫌なので。
会社からブレザーを着用しないとダメだと強要されたことはありません。
余談ですが、日比谷ヒルズのタクシープールはブレザー着用じゃないと入れません。
そのような場所もありますが、ほとんどの場合はYシャツやベストだけでも大丈夫です。
では、簡単に私の身だしなみをご説明します。
私の服装上半身は下半身は
- Yシャツ(白)
- ネクタイ
- ベスト
- ズボン
- ベルトは安いゴムのようなベルト。
先輩でグッチのベルトでかっこよく決めている方もいます。
靴は
特に会社からの指定や支給はありません。
- ドライバーズサンダル
こんな感じですね。
タクシー業界全体で「このようにしましょう」というルールはなくタクシー会社によって服装や身だしなみの決まりは様々というのが正直なところです。
身だしなみに関しても
- カウボーイハットを被った運転手
- ティアドロップのサングラスをかけた運転手
- キャップを被った運転手
などに遭遇してきました。
服装や身だしなみに関して一つ言えるのは、大手4社の本体よりもグループの方がゆるい傾向にあるということです。
私の会社ではサングラスやキャップはNGです。
また、白い手袋をしている方もいますが、私の会社ではあれは任意で、付けたい人は手袋を購入(200円)して使うこともできます。
法人タクシー運転手の制服はレンタル?購入?支給?
法人タクシーは基本的に制服着用ですが
この制服は「レンタル?」「購入?」「支給?」
結論からいうとほとんどの場合は「支給」だと考えていいでしょう。
実際私の会社ではYシャツは半年に1回3枚支給されます。
1年でブレザー、ズボン、Yシャツ3枚が支給されます。
(ベストは支給されなかった)
このようなペースで支給されるので正直、服装に関しては1円もかかっていません。
ただ、会社によっては有償でレンタル代を取っている場合もあります。
毎月の給料から制服代を天引しているとかですね。
また、壊れたので追加で貰いたい場合はスペアがあれば貰えますが 無ければ自己負担で購入することになります。
会社によってやり方はマチマチですので面接官に質問してみるといいでしょう。
タクシー会社の服装
各タクシー会社の服装は、どこも黒や紺を基調にネクタイなどで会社の色を出している場合が多かったです。
また、女性の服装はスカートではなくズボンでネクタイの人もいればスカーフのような会社もありました。
スカートの会社はありませんでした。
正直、タクシー会社の制服には大きな差はありませんでした。
どこも黒や紺色といったリクルートスーツのような感じです。
では、次にタクシー会社への面接に行く時の服装について解説します。
タクシー会社への面接の服装や身だしなみはどうする?
一応企業面接なので、スーツを着て行けば問題ないです。
企業に就職後は、更衣室のロッカーが一人一人に与えられるので私服で出勤して更衣室で着替えるということもできます。
アパレル会社の面接とかだとあえて私服で来てくださいと伝えることもあるみたいですがタクシー会社への面接はスーツを着ていくのが無難だと思います。
もし、スーツを持っていない場合や太りすぎて入らなくなっている方はイトーヨーカードー等に6000円くらいで上下セットの黒スーツが売っているので購入して面接に挑みましょう。
どうしても、スーツが嫌な場合はオフィスカジュアルでも問題はないと思います。
大事なのは「面接官がどう感じるのか?」を頭に入れておけばいいですね。
身だしなみに関しても「清潔感」を感じさせることが好ましいです。
ヒゲや髪型には気をつけて面接に挑むようにしましょう。
タクシーは誰でもなれるから舐めて面接を受ける方もいるそうですが落ちることはないとは言い切れませんので注意してください。
次は地理試験が行われるタクシーセンターへの服装について見ていきましょう。
タクシーセンター地理試験に行く時の服装は?
私はスーツで行っていましたが、他の会社の人たちは会社の制服を着ている場合がほとんどでしたね。
私の場合、制服が支給される前にタクシーセンターに行っていたのでスーツか私服で行くしかありませんでした。
もし、会社からタクシーセンターに行く前に制服が支給されているならそれを着ていくのが好ましいでしょう。
その理由にタクシーセンタで地理試験受講後、合格していたら乗務員書の顔写真をすぐに撮影して、乗務員書がその日に完成します。
乗務員書とは
出典:東京タクシーセンター
タクシーの助手席にあるカードですね。
これの撮影があるので私服は基本NGだと思っておいてください。
もし、このカードだけを後日取りに行く場合は私服でも問題ありません。
タクシー会社の服装一覧まとめ
タクシーは接客業なのでしっかりとした服装と身だしなみで、清潔感を出すことが求められています。
男性も女性もズボンを着用し、肌の露出は少なめな格好です。
今回の一覧を見て色味として多いのは紺色や黒でした。
それにストライプの入ったネクタイをしている会社がほとんでしたね。
また、日の丸交通のように夏服と冬服で別れている会社もあります。
私の会社でも色味やデザインは全く同じですが、夏服と冬服のズボンの通気性が違うといった微妙な変化はあります。
どちらにしても、お客様から求められているのは「清潔感」これに尽きます。
また、各タクシー会社で規定が違うので気になることがあれば直接聞いてみるといいでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
出典:タクシーの専門書