タクシードライバーは、どんな働き方をしているかご存知でしょうか。
終電がなくなってタクシーを使った経験がある方なら、みんなが寝静まった後も働いていて大変な仕事だなと思ったことがあるかもしれません。
一方で、早朝でもタクシーは利用でき、タクシー会社は基本的に24時間365日体制でサービスを提供しています。
つまり、24時間誰かしらタクシードライバーが勤務しているわけですが、どんなシフトになっているのでしょうか。
この記事では、ライフスタイルに合わせた働き方ができるタクシードライバーの柔軟なシフトについてご紹介します。


タクシードライバーの働き方

タクシードライバーの働き方はタクシー会社によって異なり、シフト制のところのほか、いくつかの働き方を設け、柔軟に選択できるようにしているケースも増えてきました。
タクシー会社は、基本的に24時間365日営業しており、すべてのタクシーが稼働中で新たな配車依頼を受けられないことは仕方ないとしても、タクシードライバーが一人も勤務していないから断るといったことは避ける必要があります。
そのため、誰かしらが勤務している必要があるので、まったく自由に働けるわけではありません。
ですが、近年のドライバー不足もあり、より柔軟な働き方ができるタクシー会社が増えてきました。
女性でも働きやすい勤務時間帯、子育て中でも働ける勤務時間帯、夜勤はしたくない人も安心して働ける勤務体制などが設けられてるケースもあります。
ライフスタイルに合わせた働き方をしたい場合には、タクシー求人を探す際に、どのような勤務体制、シフトが組まれるのかをよくチェックしましょう。
タクシー求人に実際に応募する際も、勤務体制についてしっかり確認しましょう。
ライフスタイルに合わせる働き方ができるのか確認して納得したうえで、入社することが大切です。

タクシードライバーの従来の働き方

タクシードライバーの働き方はタクシー会社によって異なります。
以前からある働き方についてまず見ていきましょう

隔日勤務

以前からあるタクシードライバー独特の働き方が、隔日勤務と呼ばれるスタイルです。
途中で仮眠などを取りながら丸1日働きます。
走る時間にもよりますが、24時間のうち、3時間ほどの休憩を取りながら、20時間ほど勤務します。
朝に出勤して翌朝に勤務終了というのが一般的です。
朝仕事が終わると、その日はお休みになります。
翌日は、また朝から1日働くのが一般的なシフトです。
同じように3時間ほどの休憩を取って20時間ほど働き、翌朝仕事が終わって、お休みに入ります。
さらに、翌日もお休みというシフトになります。
つまり、出勤日である出番、朝に仕事を終えて休める明番を2回繰り返したら、丸1日お休みというシフトを繰り返す方法です。

昼日勤と夜日勤

昼日勤は昼間だけ働くスタイルで、朝7時~16時までや朝8時~17時まで働くものです。
一方、夜日勤は昼日勤と交代に夕方から朝まで働くスタイルになります。
タクシー会社によりますが、昼日勤と夜日勤、休みのシフトを組むケースとそれぞれのライフスタイルに合わせる選択ができるケースがあります。
たとえば、子育て中の女性や体力に自信がないシニア世代は昼日勤のみ、夜にガッツリ稼ぎたい人は夜日勤に特化するという勤務体制です。

より柔軟な働き方

少子高齢化に伴い、業界を問わず人手不足が生じています。
中でも、タクシードライバーはIT化するわけにもいかず、人の力が必要な仕事なので、人手不足の問題は深刻です。
そこで、従来の働き方にこだわらず、より柔軟で自由度の高い働き方を用意するタクシー会社も登場しています。
その一つがフレックスタイム制です。
フレックスタイム制とは、一定のルールのもと、出勤時間や退社時間を自分で自由に設定できるスタイルです。
IT企業などでも採用されているスタイルで、一人ひとりが業務を進められる職場などで採用されています。
タクシー会社の場合、1回×時間以上、週に◯時間以上というルールのもと、一人ひとりが自由に曜日や時間を選んで働けるといったフレックスタイム制を採っているケースがあります。
たとえば、朝早くに目が覚めてしまうシニア世代なら、早朝6時から働き始めて14時頃に勤務を終える、子育て中の方なら朝9時から17時まで働く、夜のタクシー需要が高まる時間帯、長距離の客を中心に稼ぎたいといった方は夜21時から明け方まで働くなど、自分のライフスタイルに合わせることやより稼げる時間帯に柔軟に働くことが可能です。
従来の隔日勤務のスタイルでは、タクシードライバーとして働くのは難しいと感じていた人も、フレックスタイム制など柔軟な働き方の登場でより働きやすくなっています。

まとめ

タクシードライバーというと、働き方が独特で大変そうと思われるかもしれません。
ですが、近年はシフトが自由に選べることや柔軟に働けるフレックスタイム制など、ライフスタイルに合わせることができるタクシー求人も増えています。