深い眠りから目覚めたオージンは、なぜか素っ裸!どうやら自分の家ではあるらしいのだが、大切なことを色々忘れているような!?
何も無い部屋の中で、オージンは運転免許証と金に光る謎の物体を発見する…

オレはオージン…。ココは…オレの…家? ――目が覚めると、そこはオレの部屋だった。しかもなぜか真っ裸。一体どういう状況だ?呆気に取られていると、誰かがドアをノックする。ほんの少し、返事を待つかのようにシン、として、すぐに激しく扉が叩かれた。思わずひぃっと身をすくませる。 「…。また来ますよ」…借金取り? ヤバイ。財布は?通帳は?!気配がまるでない。これは俗にいう記憶喪失か?流しの引き出しを開けてみる。「ん?」そこには、免許証ともう一つ。糸車の様な、親指程のサイズの何かの機械が入っていた。 「何だコレ」オージンはその機械をつまみ上げた。と、突然機械が眩く発光する。「ぅわっっ! なっ、何なんだよいったい…」眩しさに腕で影を作り顔を顰めながら目を開けてみると、小さな機械は映写機の様に文字を写しだしていた。『ドラEVER』。――これは一体…? ~続く~