室内で働いている人とは違い、外で働く人には特有の問題があります。
その一つにトイレ問題を挙げることができるでしょう。
トラックドライバーは長時間の運転となり、すぐにトイレに行ける状況にありませんので、トイレに行きたくなった時に苦労することがあります。
特に渋滞に巻き込まれてしまった時などは、どこかに立ち寄るのが難しいのでさらに困ってしまいます。
そこで、トラックドライバーのトイレ事情で、どんなふうに対策をしているのかを考えていきます。


トラックドライバーのトイレ事情

トラックドライバーがトイレに困る場面というのはいくつかあります。
まず、冒頭で述べたように渋滞にはまってしまうと、高速道路でも一般道でもサービスエリアなどのトイレがある場所にたどり着くのに時間がかかってしまいます。
通常、高速道路では数十分も走ればパーキングエリアがありますので、トイレに困るシーンはそうありません。
しかし、場所や時間によってはパーキングエリアが渋滞していて、トラックを停められないことがあります。
そうなると、駐車までの待ち時間が長くなってトイレになかなか行けないケースも出てくるのです。

さらに、一般道だとトラックの大きさの駐車場がないと停車できませんので、コンビニやお店などがあっても、なかなか停められる場所を見つけられないことも出てきます。
普通は、道の駅や幹線道路沿いの大型車が停められる駐車場を持つコンビニ、ガソリンスタンドなどに停めてトイレに行くことが多いです。
もちろん、荷物の積み下ろしをする物流センターなどはトイレが完備されていますので、問題なく出発前、到着時にトイレに行くことが可能です。

渋滞に巻き込まれた時のトラックドライバーのトイレ対策

不意の出来事でトイレ問題が生じることがあることを想定して、トラックドライバーは基本的に、出発前にトイレを済ませるのが習慣になっています。
そして、ギリギリまで我慢するのではなく、早めの段階でトイレに立ち寄るように意識しているドライバーも多いです。
さらに、トイレが近くなるような飲食物は避けることも大事です。
コーヒーや紅茶はカフェインのおかげで眠気防止になるのですが、利尿作用があるので避けているドライバーもいます。
また、脂っこいものを食べると下痢をしやすくなるという人もいるので、食事にも気を付けましょう。

こうした基本を守りつつ、いざという時のことも考えておくことは大事です。
特に、いつもならサービスエリアでトイレに行けるのに、長い渋滞に巻き込まれてしまうとなると一気に大変な状況となります。
緊急時に備えて、トラックドライバーは簡易トイレを購入して車内に持っていることが多いです。
簡易トイレはいろいろな商品があって、尿をすると中の薬品が固まって処分しやすくなると共に臭いが出ないようにしてくれるものが多いです。
男性用だけでなく女性用のものも販売されていて、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

中には、こうした製品を使わずに、空のペットボトルに排尿をする人がいるのも事実です。
しかし、そのペットボトルを外に捨てるのが社会問題になっていることもあって、避けるべきです。
また、ペットボトルは口が小さいので、尿が漏れて車内を汚してしまうリスクも増えます。
どうしても他の手段がないという状況もあるかもしれませんが、マナーのことを考えるとおすすめはできません。
同じ理由で、トラックから降りて外で立ち小便をするというのもおすすめできません。
渋滞中であれ車が流れている時であれ、立ち小便をしているのはいくら車の陰でしても周りから見えているものです。
完全にマナー違反ですし、そもそもこうした行為は軽犯罪に該当することもあります。

できるだけこうした状況にならないように、やはり簡易トイレを用意しておくのがベストです。
また、体が冷えるとトイレが近くなる傾向がありますので、暖房を入れるなどして体を暖めておくことは大事です。
また、下痢に見舞われる事態も起こり得ますので、緊急事態用にすぐに飲めるタイプの下痢止め薬を購入して車内に置いておくのも良いでしょう。
大事なのは、できるだけトイレを我慢できないという状況にまで追い込まないようにすることと、いざという時のために準備をしておくことです。

まとめ

長時間運転をするトラックドライバーは、トイレ対策を考える必要があります。
緊急事態ということもありますが、やはりできるだけマナー違反となるようなことは避けたいものです。
そのためにも、運転前にトイレにしっかりと行くことや、こまめに休憩を取ることなどを意識すべきです。
また、渋滞に巻き込まれてしまった時のために、簡易トイレを用意するなどの準備も大事です。
ほとんどの場合、こうした大変な状況に置かれることはなく、サービスエリアやお店などに寄ってトイレに行けますのであまり心配せずに、安心のための備えとして用意をすると良いでしょう。