タクシードライバーという仕事は、世間一般的な観点から見れば収入は決して多くはありません。
その一方で、高収入を稼いでいる人が大勢いる現実があります。
つまり、本人の頑張りと工夫次第で稼げる仕事になり得るのです。
ここでは、高収入を目指す人にタクシードライバーをおすすめしたい理由、そして成功の秘訣について解説していきます。


高収入を目指せるチャンスが大いにある仕事

サラリーマンからタクシードライバーに転職すると、収入が下がると考える方が少なくありません。
確かに全般的な傾向を見ればそうですが、逆にサラリーマン時代の年収の2倍になったという人もいるのです。
タクシードライバーという仕事は、客を見つけて乗せなければ収入に直結しません。
いかに空車の状況を減らしていくかが重要になるわけです。
逆にいえば常に客を乗せている状況であれば、年収1,000万円以上も夢ではありません。
特に大都市においては、タクシードライバーは稼げる仕事という認識が広がりつつあります。
中でも、完全歩合給を導入している会社は実力第一主義のため、ドライバーのやる気と実力がそのまま年収に直結します。

成功の秘訣は分析にあり

稼いでいるタクシードライバーは、成功の秘訣を決して人に教えることはありません。
ノウハウを教えてしまうと、すぐに真似されてしまうからです。
そのため、ネット上にも稼げるノウハウは紹介されていないため、自分なりのパターンを見つけるしかありません。
高収入を稼いでいるタクシードライバーを見ると、総じて分析を行っている傾向があります。
常に試行錯誤を繰り返して、昨日よりも今日、さらには明日というように日々試しているのです。
何も考えずに漠然と働いているだけでは、決して高収入を得ることはできません。

いかに指名客を増やしていくか

高収入を得るためには、長距離の客を増やすことがポイントです。
そのためには、大前提としてサービス業に徹する必要があります。
とにかく稼ぐことを重視するあまり、交通ルールを軽視したり、利用者に対して粗暴な態度を取ったりするタクシードライバーは、残念ながら一部存在します。
目の前のお金に飛びつきたいと考えるのは人間の心理ですが、こうした働き方だと、5年後、10年後などの長期スパンで考えた時、逆にデメリットになる可能性が大きいのです。
どのような仕事においても、稼いでいる人は信頼を獲得しています。
信頼を得ることができれば、次回以降に指名してもらえる可能性が高くなります。
指名客を地道に増やしていけば、それに比例して高収入につながるのがタクシードライバーの仕事です。
そのためには、交通ルールをしっかりと守ること、接客対応を追求することなどがポイントになります。
ちょっとした工夫や心がけで、収入を1.5倍以上に増やすことはそれほど難しくないのです。

都市部では稼げる仕事の部類に入る

タクシードライバーという仕事は、どこで働くかによって収入が大きく変わってきます。
月間の勤務時間が同じであっても、働く地域によって年収は2倍以上も変わってきます。
大都市では、年収1,000万円超を稼いでいるドライバーが普通にいますが、田舎と言われる地域では年収300万円でも高収入とみなされるところもあるのです。
そのため、高収入を得たいと考えれば大都市で働くのが得策です。
人口密度が高い地域は、ライバルのタクシードライバーが確かに多いですが、それを考慮しても客に遭遇するチャンスは大きくなります。
ただ、年収と生活費のバランスを考えた時は、地方都市で働くのが最も費用対効果が優れていると言われています。

高収入を得られる求人の特徴とは

完全歩合給を採用している求人は、完全なる実力主義です。
それゆえ、収入の安定性で見れば不利ですが、高収入という観点では最も理想的な形態でしょう。
逆に高収入を得るのが難しいのは、完全固定給の職場です。
毎月一定の給料を得られるため、安定収入という面では安心できますが、とにかく稼ぎたいという人にはデメリットが大きくなります。
タクシードライバーを始める前に、高収入と安定収入のどちらにウエイトを置くのか明確にしておきましょう。

年収データを提示している会社がおすすめ

社員の平均年収を提示しているタクシー会社は信頼できます。
平均年収を示さず、最高年収の事例だけを提示している会社は要注意です。
一部のトップドライバーだけが稼いでいても、ほかの従業員の年収は平均未満という職場は少なくありません。
だからこそ、最高年収よりも平均年収に着目する必要があるのです。

まとめ

都市部のタクシードライバーなら、高収入を得られるチャンスが大いにあります。
稼ぐうえで大切なのは、毎日分析を欠かさないことです。
稼げるノウハウは、人から教わるのではなく、自分で試行錯誤しながら構築していくものです。
また、指名客を増やしていく、完全歩合給を採用している職場を選ぶ、平均年収を明確にしている求人に応募するなどの対策も効果的でしょう。