ドライバー不足を解消！ドライバー採用のコツを伝授

人材育成を見据えて若手人材を採りたいのか、コミュニケーション能力や責任感も備えた経験者や中堅層を採用したいのか、カバー的な仕事を担当してくれる中高年や女性などを採用したいのか、年代や経験値、求める能力などを考えましょう。

採用したいターゲットが決まったら、そのターゲットがどんな条件があれば自社に興味を持ち、求人に応募してくるか考えて、対策を採って実行しましょう。
たとえば、若手なら大型免許の資格取得支援、収入に連動するキャリアアップ制度、ボーナスや週休2日制、有給休暇などのワーク＆ライフバランスの促進などが挙げられます。
女性であれば、子育てと両立しやすい働き方や育児休業制度、託児所の完備や保育料のサポートなどが考えられるでしょう。

せっかく働きやすい環境や魅力を感じる職場づくり、業務体制を整えたのに、しっかりアピールできないのでは意味がありません。
こんな制度があること、できれば実際にその制度を活用して頑張っている社員がいることなどを採用ページでアピールすることや求人広告で紹介しましょう。

若者は一番の担い手でありながら、少子化の影響もあり、人手不足の一番の要因です。
ドライバー業界だけでなく、あらゆる業界で若者層の取り合いとなっているので、働くことの魅力や条件、頑張りに見合った対価や成果をアピールすることが大切です。
今時の若者は辛い仕事は苦手ですぐに辞めてしまう傾向がある一方、魅力を感じた場合やキャリアアップができると理解すれば、高みを目指して頑張る人も少なくありません。
そうした若者のガッツを引き出せる施策や環境を整えること、それをしっかり採用ページや求人広告などを通じて伝えることが大切です。

少子高齢化の影響で、定年延長や再雇用など高齢者を活用する動きがさまざまな業界で検討されています。
もっとも、運転業務がメインの業界では近年の高齢ドライバーによる事故の多発や免許返上の推奨の動きもあり、生涯現役のような扱いはできません。
それでも、現在の定年60歳を65歳に引き上げる、健康状態に問題なければ60代のうちは近距離運送を担ってもらうなど、健康管理をしっかりしながら年齢や体力に応じた業務を担ってもらうなら、大きな問題はないと思われます。
定期健康診断や人間ドックの完備、毎日の健康チェック、オーバーワークにならない勤務体制、確実に休日や休憩時間を取得させるなどの体制を整えましょう。
安心して働ける環境を整える一方、責任を持って運転業務が担える自信がある人を選んで採用するのがコツです。

軽貨物や短距離運送をはじめ、長距離トラックドライバーとして活躍する女性ドライバーも増えています。
ターゲットにしたい層に合わせ、女性が働きやすい職場づくりを行い、求人広告でアピールしましょう。
子育てや家事と両立しやすい定時勤務、短時間勤務や週休2日制の徹底をはじめ、産休や育児休業制度、子供の看護休暇、急なトラブルにも対応できる代替体制の構築もポイントです。
職場内に女性用化粧室や更衣室を完備する、職場の衛生環境を整え、セクハラやパワハラなどが起こらない環境づくりや社員教育の徹底なども大切です。