ECサイトを利用する方も増え、特に宅配関係では需要も増えています。
それにもかかわらず、ドライバー不足で運ぶものだけが溢れていく状況に陥っている企業も多いのではないでしょうか。
人手不足になっている原因として、多数の仕事の中でも過酷で辛いイメージを持たれているからです。
昔とは変わっているという部分をアプローチしていかないと、いつまで経ってもドライバー不足は変わりません。
こちらでは企業が採るべきアプローチ方法や解決法を紹介していきます。
<目次>
このままを維持するのは危険
ギリギリでも今いる従業員で宅配が回っている場合、どうにかこのままでもなんとかなるのではないかと思っている企業もあるのではないでしょうか。
今は良くてもギリギリの人数で回すのは、結構リスクがあります。
万が一誰かが辞めてしまった時やトラブルに遭った時に代わりの人もいなくて回らなくなってしまうからです。
さまざまな業界で人手不足なため大変だと感じていますが、特に運送業では際立って人がいません。
数年後も見据えて、今から変わっていかなければ手遅れになってしまうかもしれません。
働こうと思えない原因
人が集まらないということは、働こうという気持ちになれないからです。
若者が少ないとは言われていますが、人気のある業界には人が集まっていて、なりたいのになれない人もいます。
まずは、ドライバーとして働きたいと思えない原因を知るところから始めましょう。
無理な量を押しつけられる
今はインターネットでショッピングする人も増え、運ばなければいけない商品は溢れるくらいにあります。
しかし、人が運べる量は決まっていますので、無理な量を押しつけられてしまっては何かを犠牲にしなければなりません。
プライベートの時間が持てない、早朝から深夜まで働かされるというイメージを持っている方も多く働きたいと思えないのです。
何年経っても給料が増えない
職業によっては昇進していき、それに伴って給料が上がっていくような職場もありますが、ドライバーははじめの1年目も10年目も変わらないイメージを持っている方も多くいます。
現状として、燃料の高騰化などもあり、企業として給料やボーナスを上げられないかもしれません。
しかし、頑張って配らなければいけない数は増えていくのに、お給料が入社した当時とまったく変わらないとなるとやる気もなくなります。
ドライバーを増やすためのアプローチ方法
頑張っても報われない、長時間労働させられるというような負の部分を変えていき、今の環境は働きやすいというのをアプローチしていく必要があります。
皆のイメージが変わっていけば、ドライバーとして働きたいという方も増えるでしょう。
まずは働きやすい環境を整える
長時間の労働ではなく、時間を決めて働けるようにし、給料も気持ちが下がってしまわないように頑張った分は与えるようにしましょう。
何も変わらない状態で一生懸命求人広告を出していても、「どうせ過酷で辛いんでしょ」と思われ興味を持ってもらえません。
「これまでのドライバー求人とは違う」と思ってもらえるように、まずは条件を働く側の体や心の健康を考えて改善していきましょう。
改善したうえで求人を打ち出していく
条件を整えていても、仕事を探している人の目にあまり留まらないようであれば見てもらえません。
わかっていれば、ドライバーも働きたい候補に入ったにもかかわらず、過酷なイメージのままで関心を持ってもらえないのです。
たとえば、求人を探している人がよく見ているサイトなどに、自分たちからアプローチしても良いでしょう。
別の業種を中心に探している人にアプローチをすることで、「こんなにドライバーの仕事は働きやすそうな条件になってきているのだ」と感じてもらえます。
そこから「働いてみようかな」と感じる人が出てくる可能性も十分にあります。
初心者でも無理なくできそうと思わせる求人を出す
企業としてはさまざまなルートを持っていてフレキシブルに対応してもらいたいと思っても、条件を見た側としてはハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
まずは決まったルートを週に4日前後運ぶなど、初心者でも覚えれば手際良く運べそうな条件で求人を出すのも良いでしょう。
この程度なら自分にもできそうと思ってもらえると、働きたいと思う人も増えます。
ほかに福利厚生などもあり、将来性のある仕事だということもアピールできればなお良いでしょう。
まとめ
さまざまな理由があり、ドライバーはキツそうだから働きたくないと思っている方も多いです。
まずは今までのイメージを壊すために、長時間労働や低賃金など改善できる部分は企業努力をして改善しましょう。
そのうえで、求人広告を目立つように出したり、今転職を考えている人をスカウトしたりしてアピールするだけでも違います。
もともと別の職業が気になっていても、条件やこれまでのドライバーの仕事とイメージが違うと感じれば働きたいと思う人も増える可能性は十分にあります。