『運SOUL』を使った共配の効率化戦略【企業向け】【運SOUL】

共同配送を成立させるには、共同配送の相手に適したライバル企業でもある同業他社と連携や協働を図ることが求められます。
集荷先や品目がバラバラでは効率が落ちるので、取扱品目のバランスなどにも配慮することが必要です。
共同物流センターを設けた場合には、複数の荷主の貨物を検品し、荷積みや荷卸し、荷捌きを行い、複数の納品先別に荷合わせをしなくてはなりません。
そのため、自社配送に比べると、荷捌きや集荷の作業時間が長くなる傾向が見られます。
1社ではトラックの積載量に空きが生じていたところ、複数の企業の荷物を積み込んで無駄を省ける分、作業時間が増えます。
となれば、ドライバーの出動時間も早めなくてはなりません。
また、検品伝票や外装の表記などが企業ごとにバラバラであると、検品作業や荷合わせにいっそう時間がかかります。
表記や伝票の統一化をはじめ、共同配送のために共同物流センター向けの物流基盤システムを共同で構築することも、共配の効率化戦略の一つです。
共同で受発注システムを運用することで、検品や荷卸しのための作業時間をカットし、作業効率のアップにつながります。

運SOULを導入すれば、共配相手と共同で運用することや自社が代表となって傭車管理や会計管理をすることもできます。
共配の効率化戦略に役立つ機能を押さえておきましょう。

傭車とは、自社の仕事を別の運送会社や個人事業主に依頼することで、共配トラックにも当てはめることができます。
受発注データを顧客名、荷物種別、時期などからスピーディーに検索することができ、共配相手との連携もスムーズに取れます。
過去の見積履歴から見積書や請求書を簡単に作成できるほか、入金管理までカバーできるのも便利です。
傭車先への支払額や荷姿、規格情報などから、最適な傭車先を見える化して利益率向上の指標を明確にしたり、各車の最適な走行ルートから配車シミュレーションを行ったり、デジタコデータと突き合わせることで燃費を考えたうえで配車することもできます。

共同配送をしたくても一番難しいのが共配相手探しです。
互いの経営戦略が一致するだけでなく、取扱品目に同等であることや配送エリアやルートが類似しているなど、共通点がないと共配のメリットが発揮できません。
極端な例ですが、生鮮食品を運びたい企業と家電製品を運びたい企業では、エリアが同じでも共配は実現できません。
生鮮食品を運ぶ冷蔵車両で効率配送を目指すなら、たとえば、同じ地域の卸売市場から仕入れを行っている競合関係にあるスーパー同士と、その間にある大型レストランやホテルなどであれば、利益や運ぶものが一致します。
こうした共配相手を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。
ごく狭い地域で探すなら、同業他社に声を掛けることや地元の商工会などを通じて参加者を募ることも可能かもしれません。
ですが、東京から大阪まで週に1回共配させてほしいなど、長距離などの条件が加わってくると、共配相手探しが難しくなります。
そんな時には、ドラEVERが運営している、荷主と運送会社のマッチングサイトである『ドラマッチ』が役立ちます。

ドラマッチには、共配相手を今すぐ探せる機能があるほか、コンシェルジュに相談して、互いのニーズがマッチし、信頼できる共配相手を紹介してもらうことも可能です。

自社のトラックが出てしまった時やいつも依頼している配送業者の手配が間に合わなかったといった時、なるべくコストを抑えて効率良く運びたいと思うことはありませんか。
そうした時には、ドラマッチの周辺車両検索で共配相手を探しましょう。
デジタコデータの走行履歴をもとに車両を検索でき、車両を保有する企業へ依頼メールを個別または一括で送信できます。
集荷に来てほしい場所近くに車両が走っていて、トラックに積載する空きスペースがあり、配送先も同じエリアであれば、依頼を引き受けてもらえる可能性が高まります。

共配のメリットを最大限に活かすには、共配の効率化戦略が欠かせません。
そのためには、ドラEVERが提供する運送会社向け基幹システム『運SOUL』を使って配車管理や傭車管理をするのも一つの方法です。
共同配送で大きな課題となる共配相手とのマッチングも、同じくドラEVERが提供する『ドラマッチ』を用いることで、緊急の共配も実現できます。