私は会社の指示で国家資格である地理試験の勉強をずっとしていました。
タクシーのことを調べていると必ず出てくるのがこの地理試験ですね。
- 地理試験とは
- 東京特別指定地域(23区・武蔵野市・三鷹市)の地域においてタクシー運転手として営業する場合に必要な資格です。
なので、宇都宮や上記のエリア以外でタクシー運転手をやる場合はこの地理試験を受ける必要はありません。
この地理試験は国土交通省が行っている国家試験にあたるのでそんなに簡単には受からせてくれないテストになっています。試験内容としては
道路・地名・有名な建造物・公園・名所・旧跡・鉄道の駅・所在地・市区町村名など
筆記試験により構成されています。タクシーセンターの発表では
合格率は50%
と言われています。
難しいテストですが、勉強すれば必ず合格できるテストです。
ここで私が実際に受けたテスト用紙があるのでお見せします。こんな感じで出題されます
問題は全部で40問 32問以上正解で合格です。
つまり80点以上です。それで、この地理試験は全部で6種類あります。
その6種類に共通しているのが
幹線道路名30個あるうちの10個が出題される。
交差点名15個あるうちの5個が出題される。
建物名称30個あるうちの10個が出題されます。これは1から6まであって問題集と全く同じ問題がでるので とにかく暗記をします。
つまり 幹線道路を全部暗記→これで1から6までの幹線道路名は満点を取れる。
交差点名も15×6=90交差点名になりますが、同じ交差点が出題される場合が あるので実際には40交差点くらい。どういうことかと言うと
ナンバー1の問題で出た交差点名がナンバー2に重複して出る場合があるので 全部で40交差点名くらいになります。ここも40交差点名覚えて満点を取ります。
ここまでが問題用紙の問題1の部分ですね。
ここで覚えることは幹線道路名全部と交差点名40個くらいです。次が写真でみる問題2になります。
2枚目の写真に赤っぽい色で番号が書かれています。
そこに有名な建物があります。
それをひたすら暗記します。
これはナンバー1からナンバー6まで全部違う建物の名称なので 6×30=180の名称を覚えることになります。
30個の名称から10問出題されます。
写真にも憲政記念館から始まり深川警察署で終わっている10問です。
その建物の位置を2枚目の赤っぽい色で番号が振られているところから 選んで記入します。例えば問題2の1は憲政記念館はどこですか?と聞かれているので 2枚目の写真をみて憲政記念館があると思われる番号を答案用紙に記入します。
29番とか。
答案用紙はこんな感じになっています。※問題用紙と答案用紙の答えは合っていません
問題には1から30まで塗りつぶす所がありますよね。
なので、正確に番号と建物の名前を覚える必要があります。
これをテストは6種類あるので6×30=180の建物の場所と名称を覚える必要があります。この問題1と2は必ず出るとタクシーセンター公認なので必ず覚えて満点を取ってください。
ここで満点を取れないと受かるのが難しくなります。
ここまでで満点を取れると幹線道路10問
交差点名5問
建物の名称10問
=25問
つまり、25点は取れます。
そうすると合格ラインは32点なので
あと7点で合格です。残りは何がでるのか分からないので
幅広く勉強する必要があります。出る問題としては
高速道路の出入り口
首都高速がどこの首都高速以外と繋がっているのか?
市区町村名
練馬区→ひばりが丘
三鷹→野崎
などなど。
全部覚えるのは不可能なので、可能な限り覚えてください。
また、180覚えた施設の
- 住所
- 最寄り駅
- 近くを走る幹線道路名
などです。
ここで文字にして説明するのが難しいので写真をバンバン貼っていきますね。
これらが無限の組み合わせで出てくるのでとにかく幅広く勉強してあと7点取るしか道はないです。
結論として地理試験は難しいのか?
簡単か難しいか?
で聞かれたら難しいですが........とにかく暗記をすれば絶対に合格できるテストなので 心配する必要はないと思います。
問題集も1000円でタクシーセンターに売っているので それを購入してひたすらやれば十分合格できます。
出典:タクシーの専門書