運送業と聞くと、「きつくて大変な仕事」というイメージを持つ人が多いかもしれません。ただ、運送業で働くことが実は「勝ち組」と呼べるくらい、良いものであることを知っている人は少ないでしょう。今回は、運送業で働くことがなぜ「勝ち組」と呼べるのか、詳細を解説していきます。

<目次>


運送業が勝ち組と呼ばれる理由

運送業が勝ち組と呼ばれる理由は、

  • 収入面
  • 将来性
  • 働き方

の3点で好条件が揃っているためです。

意外かもしれませんが、運送業では上記の面で条件が良い求人が多いのです。

それでは、詳細をそれぞれ確認していきましょう。

運送業の収入面が勝ち組と呼ばれる理由

運送業の年収は、運転するトラックの車種(大型・中型)によって変わってきますが、年収で450万円~750万円に到達することが可能です。特に、大型トラックのドライバーは人数自体が少ないため、年収が高くなる傾向にあります。「トラックドライバー=年収が低い」というイメージは、小型のトラックであまり距離を走らないドライバーの給料が低いために、定着しているものと考えられます。

これは、身近にいる「ドライバー」が長距離ドライバーではなく、あまり距離を走らないドライバーが多いことが要因と言えそうです。ただ、大型トラックで長距離を走るドライバーになれば、他業種で働いている同世代よりも多く稼ぐことができるのです。運送業の収入面が意外と良いことに気付いた人が、長くトラックドライバーをやっているという訳です。

運送業の将来性が勝ち組と言われる理由

運送業のドライバーは、現在「人手不足」の状態です。人手が足りずに、運送業が回っていない企業もあるほどです。これは裏を返せば、「ドライバーの仕事は今後も無くならない」ことを表します。人手が足りていないのに、人材を解雇する運送業者はそう多くないでしょう。他の業界が、人員整理でリストラを行っている中、運送業のドライバーはリストラの可能性が低く、安定して働くことが可能です。

老後の資金が年金のみでは足りないと言われる中、安定して働き続けることができるのは大きなメリットと言えます。

運送業の働き方が勝ち組言われる理由

運送業のトラックドライバーは、配送時間こそありますが、基本的には自分で自由にスケジュールを立てて仕事をすることができます。たとえば、長距離ドライバーである場合は、途中のパーキングエリアで自由に休憩が取れますし、途中で仮眠をとることもできます。

時間通りに配送さえすれば、後は自分の時間にすることができるのです。また、基本的に1人で運転することになるため、余計な人間関係に悩まされる心配もありません。自分1人の空間で、ストレスフリーに働ける点も、トラックドライバーが勝ち組と呼ばれる所以です。


運送業で
負け組と言われることもある理由

運送業の仕事をしていて「負け組」と呼ばれることがある理由として、運送業が世間一般で「稼げない仕事」というイメージを持たれていることが挙げられます。たしかに、距離を走らない運送業者の場合、そこまで稼ぐことはできません。ただ、長距離ドライバーになれば話は変わってきます。他業種の同世代よりも多く稼ぐことができますし、運転になれてしまえば仕事自体も楽に行えます。

運送業に限らず、世間の思い込みで「負け組」と呼ばれる仕事が少なくありません。ただ、世間の評価ほど適当なものもありません。運送業が「稼げる仕事」であることを知っている人が、本当に利益を得ている訳です。


運送業で勝ち組になるには

運送業で勝ち組になるには、まずは「中型・大型免許の取得」が重要になってきます。小型のトラックや車で運送を行うドライバーの場合、貨物量が少ないため、給料が低くなってしまいます。運送業で稼ぐためには、可能な限り「大きなトラック」で「長距離」を走ることが重要になります。

まずは、中型免許を取得して、トラックを運転できるようになりましょう。中型免許で運送の経験を積みながら、大型免許の取得に進むのが、最短距離で「稼げるドライバー」になるための方法です。大型免許を取得してしまえば、運送業者から引っ張りだこになるので、「仕事が無くなる」という不安を抱えることはなくなるでしょう。

自分にとって働きやすい会社を選ぶ

運送業で勝ち組になるには、「自分にとって働きやすい会社を選ぶ」ことも大切になってきます。運送業といっても、会社によって就業規則や給与体系が異なってきます。ドライバーを規則で縛る会社もあれば、ドライバーの裁量で仕事を任せているところもあります。どのような運送業者が良いのかは、人によって評価が分かれてきますが、やはり「ドライバーに裁量が与えられている」方が働きやすいと思います。

配送時間を守れば、配送するまでの段取りは自由に決められるので、上手く息抜きをしながら仕事に取り組めます。ただ、自由に決めることが逆に難しい人は、きちんとルールをまとめている運送業者に就職する方が、かえって良いかもしれません。

起業・個人事業主という道もある

運送業で長年経験を積んでいくと、運送業がどうやって回っていて、どのように利益を出しているのか、知ることができます。このノウハウを利用して、自分自身で運送業者を設立するドライバーも少なくないです。自分で起業してしまえば、より自由に、好きなように仕事をすることができます。

自分が経営者になって、ドライバーを雇ってしまえば、自分が「動いて稼ぐ」ことは、もうする必要がなくなってきます。雇い入れたドライバーたちに任せて、企業経営に注力することが可能になるのです。



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