軽貨物ドライバーとして働いている自分をイメージする時、仕事量や休みの日数、トラブルやクレーム対応など、 きつすぎて体力や気持ちがもたないのではないかと心配する人は多くいます。 実際に働いてみないと分からない側面もありますが、事前に知っておけるのであれば情報を集めておくのがよいでしょう。

今回は、軽貨物ドライバーの仕事がきついかどうかなど、実情をお伝えします。


<目次>


軽貨物ドライバーって実際きついの?

まずは、軽貨物ドライバーの仕事がきついと言われる理由をいくつかピックアップ致します。


配達件数が勝負の仕事だから

軽貨物ドライバーは、配達件数をいかに増やすかが勝負の仕事です。 配達件数を増やせれば収入も上がりやすい一方、逆に配達件数が少なければ十分な稼ぎが得られず、 「こんなはずではなかった」と悩むようになってしまいます。


体力ありきの仕事だから

階段の昇り降り、夏場の暑さや冬場の寒さなど、体力を削られるシーンが多いためになかなか疲れが取れないという声を耳にします。 また、配達コースや道も覚えなければいけないため、精神的な疲れも出てくるでしょう。

元々体力に自信がある人でも、慣れるまではきついと覚悟しておく必要があります。


軽貨物ドライバーがおいしい仕事と言われる理由

軽貨物ドライバーは、きついイメージがある一方でおいしい側面もある仕事です。 ここでは、おいしい仕事と言われる理由についてピックアップ致します。


取り扱う荷物が軽量なので挑戦しやすい

「軽貨物」ドライバーの名の通り、取り扱う荷物の多くが軽量で、持ち運びしやすいものであることが多いです。 大型の家具・家電、冷蔵品・冷凍品、特殊な扱いが必要な電子機器・精密機器などを対象としていないため、 エレベーターのないアパートや大型マンションへの配送も楽に行えます。

配送件数を稼ぎやすい荷物だと言えるでしょう。


競合に女性やシニアが多い

軽貨物ドライバーとして働く人のなかには女性やシニアも多いため、自分で無理なく請け負える範囲の仕事だけを受注している人が多いという特徴もあります。 高収入を目指す人にとっては、比較的競合が少なく、一括で大型案件を請け負いやすい環境だといえるでしょう。


働き方が自由

休みの曜日や日数を自分で決められるため、無理ない範囲で副業として働く人も、主収入としてガッツリ稼ぐ人も働きやすいのが、軽貨物ドライバーならではの強みです。 長期休暇を取得したり、日によって早上がりしたり、ワークライフバランスを意識した働き方ができるでしょう。


社内の人間関係や就業規則に縛られない

業務委託やフリーランスとして軽貨物ドライバーの仕事をする場合、社内の人間関係や就業規則に縛られることなく働けます。 もちろんドライバーとしての礼儀やマナー、ルールに則って仕事をする必要はありますが、 「会社員」としての働き方が自分に合っていないと考える人は、個人事業主として働く道を考えてもよいでしょう。


学歴や年齢による足切りがほとんどない

ドライバーが学歴や年齢よりも、誠実で確実な仕事を請け負ってくれる人を重視する仕事です。 個人事業主としてドライバーをするのであれば定年制度もなく、長く働きながらキャリアを積める仕事だと捉えられるでしょう。

配達する荷物の個数によってはかなりの高収入も見込めますので、学歴に不安があって大企業への転職を躊躇う人や、 年齢が足枷となってなかなか書類選考に受からない人もチャレンジできます。


軽貨物ドライバーの現実は?1日の仕事内容

軽貨物ドライバーの1日の仕事は、車へ荷物を積み込むところから始まります。 今日配送すべき荷物の個数や配送ルートの確認が済み次第、早速仕事をスタートします。

適宜昼食を取りながら配送を続けますが、多くの軽貨物ドライバーは途中で一度配送センターに戻り、次便の荷物を積みなおします。 1日100~200個の荷物を配送すると考えると、1度に車に乗りきらなかったり荷物をおろす時に不便だったりしますので、都度積み込みを行いましょう。 時間指定便に配慮しながら配送を行い、最後に締め作業を行って業務が終了します。

ただし、宅配便ドライバーに多くみられる「再配達問題」の根は深く、配達完了しないと売り上げにならないケースもありますので、 最初は無理なくスケジュールが組める程度の量から始めましょう。


軽貨物ドライバーのメリット・デメリットまとめ

軽貨物ドライバーは、きつく大変なことも多い仕事ではありますが、その分のメリットや旨味も十分にあります。 特に、会社員としてではなく自由なスタイルで自分の働き方を決めたい人や、 仕事中は基本的に1人という強みを活かしながら人間関係に左右されることなく集中した仕事をしたい人にとっては、特におススメできる仕事です。

体力づけやルート覚えなど慣れるまで大変だと覚悟しつつも、興味がある人は運送会社のドライバー募集広告やドライバーマッチングサイトを覗いてみるといいかもしれませんね。


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