運送業の年収は実際どうなの?業界全体と大手運送業者の年収を解説!

運送業と聞くと、「年収が低い」というイメージが先行しがちですが、実際のところどれくらいの稼ぎなのか、知ってる人は意外と少ないかもしれません。今回は、運送業全体の平均年収と大手運送業者ごとの平均年収について、解説していきます。

<目次>


運送業界全体の平均年収

運送業界全体の平均年収

運送業界全体の平均年収は、300万円~450万円ほどと言われています。月収で約25万円ほどになりますね。月収で25万円と聞くと、案外貰えると思うと感じますね。ただ、運送業界で働く場合、多くの方が「ドライバー」として勤務することになります。ドライバーは、拘束時間が長くなるため、「時給換算」で考えると、収入は低水準になってしまいます。

ドライバーの拘束時間は、1日あたり「13時間前後」です。長距離ドライバーになると、16時間に及ぶこともあります。他業界の拘束時と比較すると、かなり長い拘束時間になりますね。仮に、1日あたり13時間働いて、月収が25万円だとすると、時給は900円未満となってしまいます。時給900円未満でしたら、他業界のアルバイトで同じ時間働いた方が稼げるかもしれませんね。

中堅規模未満の運送業者になると、毎日の勤務時間が16時間前後になるところもある様で、こうなると時給が更に低くなってしまいます。

以上のことから、運送業界は全体として「稼げない業種」であることが分かります。

ただし、大手の運送業者に入った場合は、平均年収よりも稼げるケースがあります。あくまでも「運送業界全体」の話なので、その点、間違えないようにしてください。

大手運送企業の年収比較

運送業界全体の平均年収

大手の運送会社では、どれほど給料が貰えるのか調べてみました。今回、調査対象となるのは、

の5大運送業者です。

ヤマト運輸

ヤマト運輸の平均年収は、360万円~700万円ほどになります。ヤマト運輸は、日本国内の最大手の運送業者ということもあり、給料水準は高い傾向にあります。歩合制度を採用していることもあり、配送した物量によっても給料が変わってきます。たくさん荷物を配達できるルートに配属されるかどうかがポイントになってきますね。

ただし、近年は労働時間や労働環境の見直しが行われたこともあり、以前ほどは歩制度で稼ぎにくい状況になってきます。労働時間短縮に伴い、給料が激減してしまったドライバーも中にはいます。大手ということで、安定性はありますが、年収が今後高くなるかどうかは不透明です。

佐川急便

佐川急便の平均年収は、320万円~600万円ほどです。佐川急便も、ヤマト運輸と同様に最大手の運送業者なので、平均年収は同業他社と比べて高いです。仕事量をこなせば、入社3年目で年収500万円に到達する人もいます。

一昔前、佐川急便は「高収入が見込める職場」として知られていました。「稼ぎたければ佐川に行け」と言われていたほどです。その当時は、年収1,000万円を超えるドライバーもたくさんいたとのことでした。ただ、現在は佐川急便の年収が下がってしまったこともあり、年収1,000万円に到達するのは至難です。

日本通運

日本通運の平均年収は300万円~600万円ほどです。日本通運の場合、ルート配送のドライバーか、大型トラック、コンテナトラックのドライバーかで年収に差がついてきます。大型、コンテナのドライバーだと、年収で600万円ほどまで到達することが可能です。通常のルート配送のドライバーだと、年収が中々伸びきらず、300万円台、400万円台で高止まりになってしまうケースが多いようです。

配属される部署によっては、サービス残業を強いられるところもあるようで、ワークライフバランスを維持するが難しくなるケースも想定されます。サービス残業が多くなると、通常のアルバイトの人たちよりも低い時給で、実質働くことになります。

福山通運

福山通運の平均年収は280万円~460万円ほどです。福山通運の給料は、基本給と歩合によって決定されます。他の大手運送業者と比べると、正直なところ、年収の水準は低いです。同年代の他業界の人と比べても、年収が低くなるケースが多々見られます。

ただ、給料水準が低い分、労働環境の整備、労働時間の配分はゆとりのあるものになっている模様です。「ガツガツ働きたくないけど、安定した給料が欲しい」と考えている人には、最適な企業と言えますね。プライベートとのバランスを重視したい場合は、福山通運を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

西濃運輸

西濃運輸の平均年収は280万円~500万円です。給料体系は歩合制のため、配属される支店によって大きく変わってくる様です。仕事量が多い支店に配属されれば、年収額も高くなってきます。逆に、仕事量がそこまで多くない支店に配属されると、年収額が思ったよりも伸びきらないケースもあるようです。仕事量が多い支店に運よく配属されれば、30代で年収500万円に到達することも十分可能です。


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