トラックドライバーというと年中狭いトラックに乗り続け、身体がどんどんつらくなると思っていませんか?ここ数年トラックドライバーのための快適装備は本当に充実しており、長年働くことが可能な環境が整っています。そこで今回は仕事が楽になるトラックドライバーのための快適装備をご紹介します。

<目次>


トラックのオプションに関係するものと後付け可能なもの

トラックの快適装備には、トラック購入時にオプションとして組むものと、トラック購入後に用品店等で購入するものがあります。
オプション品はトラックを製造する段階で組まれる「メーカーオプション」とディーラーにトラックが到着してから組み付ける「ディーラーオプション」があります。メーカーオプションは基本的には後付けできませんが、ディーラーオプションは後付けが可能である場合があります。そして例外として、手間はかかりますがメーカーオプションも後付けが可能である場合はあります。
自分の乗務する予定のトラックにどんな快適オプションがついているのかを確認すると、どこを補強するか、どんな快適装備を付けたすかを自分なりに考えることができ、長く付き合っていくことができるのでおすすめです。


エアサスシート

エアサスシートは主に大型トラックに搭載される快適装備で、長距離を走ることが多い大型トラックドライバーには必須といえる装備です。
エアサスというと荷崩れが少ないサスペンションというイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、エアサスシートは運転席にエアサスを搭載することにより運転席の振動を最小限に抑える効果があります。
一昔前のトラックにはついていないことも多いのですが、現行型の顔をしているトラックであればおおかた装備されていることが多いでしょう。


蓄冷式クーラー

蓄冷式クーラーは、休憩時などにアイドリングストップをした状態でもクーラーを使えるようにした装備で、メーカーオプションとして装備されることが多いです。
基本的には指定された 度・時間で走っている間に装置を冷やしておき、エンジンをストップした際にためておいた冷気を放出するというものです。現代の運送業ではアイドリングストップは絶対的な使命となっていますので、エンジンをとめた状態でも快適性を損なわないことが重要となっています。
アイドリングストップはどの運送会社で勤務する際にも指導されることが多いので、必須の快適装備といえます。

ベバストエアヒーター

ベバストヒーターはドイツのベバスト社が販売する商品で、蓄冷式クーラー同様にアイドリングストップ時にも使用可能なヒーターのことです。
ベバストヒーターは機会で直接燃料に点火し温める装置で、寒冷地へ行く長距離便の場合には非常に重宝します。本体価格はやや高めではあるものの、後付けでの装備も可能なため自身の乗務する環境によっては所属する運送会社に交渉することも可能です。
冬にパーキングエリアなどで車中泊することが多いトラックドライバーには欠かすことのできない装備といえるでしょう。

充電式電気毛布

充電式の電気毛布もアイドリングストップ時に必要な暖かい装備です。ベバストヒーターよりも安価であるため、流通量は非常に多くトラックドライバーの中では現在主流です。
走行中に充電するため、停車して仮眠をとる際には暖かい毛布で寝ることができるほか、出力を上げることでキャブ内の室温を快適に保つ効果があるものまであります。
ベバストヒーターが用意されていなくても、充電式の毛布は高確率で用意されますので冬の乗務も安心できます。

遮光カーテン

遮光カーテンは意外に重要な装備です。トラックドライバーは仕事にもよりますが、不規則な時間帯で働く事があります。そのため夜に仮眠休憩をするとは限らず、日中に仮眠休憩をすることも多々あります。日中は日光がストレスとなり眠りに就く事が難しい場合もありますので遮光カーテンはトラックドライバーに欠かすことのできない装備で、多くのトラックに普及しています。
トラックドライバーには休憩は非常に重要な時間です。安全運転を推進するためにも休憩をしっかり取ることを運送会社は義務付けることでしょう。またトラックドライバーにできる限り快適に仕事をしてもらうために、遮光カーテンは最高グレードのものを選ぶ運送会社も多いです。

バックアイカメラ

ストレスの軽減という部分ではバックアイカメラは非常に重要な装備です。
乗用車でいうルームミラーの位置がモニター画面になっており、社外に取り付けられたカメラを介して後方の状況確認が簡単にできるようになっています。トラックは小型〜大型まで、後方の状況を確認することが非常に難しいのですが、バックアイカメラを装備することで簡単に確認することができるようになります。
常に自分が運転するトラックの周りの状況に気を配らなければならないトラックドライバーには必須の装備といえ、こちらも高確率で装備されています。


テレビ・ラジオ等娯楽機器

何時間も続けて運転をするトラックドライバーに欠かせないのがテレビやラジオなどの娯楽品でしょう。
メーカーから標準で付いてくるオーディオ機器にはラジオ視聴機能がついているため、特別なにかを付けたす必要はありません。しかしトラックドライバーの中にはテレビも見たい!という方もいるため、様々な機器が発売されています。ワンセグ内蔵の小型テレビを取り付けることが多いのですが、トラックドライバーの中には自分で加工してバックアイモニターに映せるように加工する方もいます。
様々な方法で自分なりの楽しみ方を見つけることができる快適装備といえます。しかし充分な注意も必要で、事故を起こす確率が上がるためテレビを見ながらの運転は避けましょう。運送会社によってはテレビの装着を禁止している場合もあります。

快適シートカバー(クッション)

トラックドライバーの快適装備の中で、最も重要といっても過言ではないのがシートカバーです。
人にはそれぞれ適したシートの形状や柔らかさがありますが、トラックは乗用車と異なり、シート本体を変えることは非常に難しいです。そのためシートカバーを変えることで自分の理想の形状や柔らかさに近づけることが可能です。
また、さらに自分の理想に近づけるためには座席用の各種クッションも有効です。腰当てや首当てなどの形状のものが発売されており、上手く組み合わせて使用することで心地いい運転席を作ることが可能になります。
シートを適正なものにすると不思議なほど身体が疲れなくなります。様々な組み合わせを試す中で自分にぴったりのものを見つけるとトラックドライバーとして長く働く事ができるでしょう。

まとめ

トラックドライバーになるために必要になる、様々な装備をご紹介してきましたがいかがでしたか?トラックドライバーになると身体的・精神的なストレスを以下に軽減するかが勝負になるといっても過言ではありません。今回ご紹介したものを上手く活用することで大幅にストレスを軽減することができ、楽しくやりがいを持って仕事に打ち込めることでしょう。また、ここではご紹介できなかったものも数多くありますが、他にも快適に過ごすためのものはあります。自分なりに楽に仕事をできるようにすると、長くトラックドライバーの仕事を続けられるでしょう。ぜひ色々な装備を試して、自分だけの快適空間を作ってください!


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