人が会社を辞めてしまう際には、何か会社に不満を持っていることが多いと思います。人はなぜ会社を辞めてしまうのでしょうか?2018年の退職につながる理由トップ5をまとめてみました。

退職者が多く人手不足に悩む企業の経営者は、労働者がなぜ辞めてしまうのかという理由を正しく把握しておくと対策を打つことができるかもしれません。


一位:人間関係

いつになっても職場の人間関係は仕事のストレスになりやすいもののようです。

特に、上司や先輩社員による理不尽な扱いを受け続けると逃げ場がなくなってしまいます。パワハラやアルハラ、セクハラを受けて精神的に強いストレスを感じ、体調を崩してしまうくらいなら辞めてしまった方がましということもあるかもしれません。

実際、いじめやパワハラが横行する職場を辞めて他の職場に転職したところ、体調不良が劇的に改善して仕事の生産性が向上し、新しい職場での評価も上々で給与もアップしたという人もいます。

しかし、人間関係というものは、どちらか一方だけが悪いとは言い切れない部分もあります。単にお互いの相性が悪い場合もありますし、自分の対応が悪い可能性も十分あるでしょう。人間関係の問題で何度も転職して、どの職場でもうまくいかないという人もいます。

とはいえ、人間関係の不満が退職の理由として最も多いというのは、ずっと変わらないのかもしれません。


二位:労働時間や休暇制度

第二位にランクインしたのが、労働時間や休暇制度に対する不満です。

労働時間が不当に長く休暇をめったにもらえないなどという職場の場合、プライベートを充実させるのが難しくストレスが溜まります。休みなど取らず長時間働く従業員が多い方が、生産性が高いと考える企業の経営者は多いかもしれません。

しかし、実際はそうではありません。適正な労働時間でバランス良く休暇を取得できている労働者の方が、プライベートが充実してやる気に満ち溢れ、かえって仕事の生産性が高まるものです。休みも取れず毎日長時間労働を課せば労働者は疲弊し、生産性は落ちます。そして、身体や精神を壊して退職してしまうかもしれません。そうなると、生産性は劇的に低下してしまいます。

適度な労働時間と休暇がない職場では従業員の不満や疲労は溜まりやすく、退職者を増やす原因になるでしょう。


三位:給与

しっかり働いているのに給与が安ければ、従業員は離れて行ってしまいます。労働に見合った給与が適正に支払われていなければ、仕事をもっと評価してくれる他の企業に従業員が転職してしまうのは仕方がないことです。

十分な給与やボーナスが支給されない、支給されても雀の涙、などという企業は要注意です。また、年功序列制度が残る中高年の社員が多い企業で働く若年層の社員の給与額が低く、若手がすぐに退職してしまうというケースもあります。

場合によっては、企業内の給与制度を見直す、給与に見合った働きをしていない社員のリストラを検討するなどという対処が必要かもしれません。


四位:仕事内容

仕事にやりがいを感じられないという理由も退職理由として多いものです。

入社当時から同じ仕事しかしていない、誰にでもできる仕事しかやらせてもらえない、顧客からのクレーム対応などストレスが強く仕事に魅力を感じないなどの理由で、仕事のやりがいを求めて転職する人は多いのです。

会社としては、定期的に社員の異動を行う、仕事のやり方を変える、実力や成果に応じてボーナスを支給するなどの対処が必要でしょう。

業務や仕事内容を変えることは難しいかもしれませんが、仕事にやりがいを見出せるような評価制度や仕事のやり方を導入したり、定期的に社員を異動させて仕事内容を変えたりすることで、社員の士気を上げる対処を行うのは良い方法です。


五位:評価制度

社内の評価制度に不満を感じて退職する人も多くなっています。

実力があり仕事で結果も出しているのに評価されず、全く成果を上げていない人と同じ給料なのでは、会社を辞めたくなってしまうのは当然のことです。もっと自分を評価してくれる企業が他にあれば、そちらに転職する方が仕事にやりがいを感じることができますし、給料も上がるでしょう。

ボーナスの査定や人事評価の観点が曖昧だったり直属の上司の心ひとつで決まってしまったりすると、本当に実力がある社員を会社に引き留めておくことは難しいでしょう。仕事の成果を定量的、定性的に評価する仕組みがあれば、それぞれの社員が目標に向かって仕事に励むことができます。

その結果、頑張って結果を出した分だけ評価されるようになれば、評価に不満を感じて退職する人を減らすことができるでしょう。

まとめ

2018年はどの企業も人手不足に悩む年でした。

従業員が退職する理由には、人間関係、労働時間や休暇、給与、仕事内容、評価制度などの不満によるものが多くなっています。いつになっても、そう変わらない理由であることがわかります。

企業として従業員に長く働いてもらって健全な企業経営を行いたいのであれば、従業員は会社にどんな不満を感じているのかを常に把握しておく必要があります。そして、不満に対する対処を続けていくことで、従業員の退職を防ぐことができるのではないでしょうか。


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