インターネットで求人サイトを見ていると、トラックドライバーやタクシードライバー、それにバス乗務員といったドライバー業界の求人が数多くあり、そこには寮つきで年収も比較的高い、もしくは裁量をもって働けるという理由で興味を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、トラックドライバー、タクシードライバー、およびバス乗務員にしても普通自動車免許1種だけでは運転が難しいため別途普通自動車免許2種やトラックを運転するための大型自動車運転免許を取得する必要があります。そのため、それが理由にドライバー業界を目指すことを諦める方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実はドライバー業界には資格取得支援制度(免許取得支援制度)というものがあります。この制度を用いてドライバー業界を目指すことができます。では、この資格取得支援制度(免許取得支援制度)というものは一体どのようなものなのでしょうか。本編ではこの制度について詳しくご紹介をしたいと思います。


資格取得支援制度(免許取得支援制度)とは?

資格取得支援制度(免許取得支援制度)とは、ド業界未経験者を対象に、資格取得の支援を目的に作られた制度です。資格によっては国家や自治体が資格取得にお金を出してくれるケースもありますが、ドライバー業界においては会社が資格取得において補助を行っています。

ドライバー業界は、決して人気がある業界ではないため、売り手市場の現状において、少しでも採用を成功させるよう、多くの会社がこの制度を導入し、積極的な採用活動を行っています。この制度についての詳細はというと会社によって異なりますが、一般的な内容としては会社で一定期間以上働く方を対象としています。

具体的な制度はというと、大型、中型、自動車運転免許2種などの免許を持っていない方に対し、免許取得費用の全額または一部を会社が補助するといったものとなります。ただ、必ずしも、講習費用や教習費用といった資格取得にかかる経費を会社が持ってくれる会社ばかりではありません。

会社が必要経費の貸し付けて、資格取得後、日々の給与から返済することを求めたり、自費で免許を取得し、その経費を後から会社が分割で支払うという形をとっている場合もあります。そのような形で支援をしてもらえるのかを事前に確認しておく必要があると言えます。


このような資格取得制度が成立する理由は!?

今までは資格取得制度の概要について説明してきました。次に、このような制度が成立する理由について説明します。実はタクシードライバー、トラックドライバー、及びバス乗務員にも共通して国家や自治体からの助成金制度があります。しかし、それは個人に対してではなく、事業主に対して、すなわち会社に対してです。

例えば、東京都の運輸業界は、資本金3億円で300人以下の企業の場合、1人を採用するにあたり、50万円を国から支給されます。加えて、社員研修にかかわる賃金助成というものもあり、訓練時間数が20時間以上である場合、1時間あたり800円の助成金が貰えます。そして100時間未満であれば10万円迄、100時間以上200時間未満だと20万円迄、200時間以上の場合だと30万円迄もらえるという制度となっています。

また、60歳以上の方を採用した場合、さらに20万円をもらえるという仕組みとなっています。このような仕組みが整理されているため、タクシードライバー、トラックドライバー、及びバス乗務員の採用に関して、免許取得に際しお金を出してくれるという理由はこういった仕組みがあるからこそ成立しているのです。

では、その助成金を従業員に還元しているのか、或いは会社に還元しているのか、その点について判断するためには、どうすれば良いのかということについてですが、それは、各社の制度を見ればなんとなく読み取ることができます。

例えば、ドライバーの資格取得に係る助成金を全て貸し付け自社に最終的に返ってくるようにしているのか、それとも一定期間の就労期間は求めるものの最終的に労働者に還元してくれるのかというのは働き場所となる就職先を選ぶうえで重要な要素となり得るのではないでしょうか。


まとめ

ドライバー業界には資格取得制度というものをタクシードライバー、トラックドライバー、及びバス乗務員に備わっており、これらの業界において必要な免許がなくても、資格取得にかかる必要経費を貸し付け、会社負担なのかの別はありますが、資格がないからチャレンジできないということはない状況が作られています。

また、その資格取得などの福利厚生のバックグラウンドとなっているお金の中には会社の売り上げのほか、国や自治体からの助成金がその資金源となっているのです。そして、この助成金をどう労働者に還元しているかというのが、あなたがドライバーとして就職する先を選ぶための良い判断材料となるのです。

ぜひ、こういった情報を踏まえ、少しでも労働者を大事にする、働きやすい会社に就職し、ドライバーとしてチャレンジしてみましょう。大変な業界ですが、労働者を大事にする会社でしっかり形成していくことをお勧めします。

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