ドライバー業界と一言で表してもバス乗務員、タクシードライバー、大型トラックドライバーなどあらゆるお仕事があります。その中で、本編では配送ドライバーのお仕事についてご紹介をさせていただきます。配送ドライバーの業務内容、給与、働くメリット・デメリットなどをお伝えしたいと思います。
<目次>
配送ドライバーとはどんな仕事?
まずは配送ドライバーはいったいどんな仕事をするのかという点についてご紹介をします。ルート配送ドライバーとは、個人宅、会社、店舗などに荷物を運搬、配送、集荷をするお仕事です。配送する荷物は会社によって異なりますが、資材関係、食品や日用品から小包に至るまで様々です。
また、運ぶ荷物によって軽トラックをつかう場合もあれば4tトラックを利用する場合もあるため、それ必要に応じて取得する免許も異なります。就職を考えている方には、注意が必要なポイントだと言えます。
1日の仕事の流れとしては、朝出社し、アルコールチェックを行った後、荷物を積み、途中昼食をはさみながら終日配達を行い、何もなければ定時に業務が終了するという流れとなります。ただし、夜でないと配達できないものもあるので、会社によっては昼夜が逆転するケースも少なくありません。
ルート配送ドライバーの仕事のメリットについて
では、ルート配送の仕事のメリットというと下記3点となります。
人とのコミュニケーションをとりながら働くことができる
一般的に長距離トラックドライバーの場合は孤独な仕事です。配送先の人とはコミュニケーションをとりますが、そこに至るまでずっと一人で黙ってトラックを運転する仕事です。精神力・体力ともにかなり必要となります。
それに対し、ルート配送ドライバーの場合は1日に数件お客さんのところに物を運ぶことになります。そのため、いろいろな人とコミュニケーションをとりながら仕事をすることができます。孤独でもないですし、毎日家にも帰ることもできますので非常に安心して働ける環境といえます。
長時間拘束されない
上述でもお話ししたように、時間帯はありますが、日々行く場所は決まっています。そのため、長時間労働を避けることができます。また、会社の営業日も決まっているため、決まった日に休めるケースも多いです。
力仕事がないとは言えませんが長く働けるドライバー仕事であるとも言えます。その分自分の趣味などの時間を作ることができるという点でも非常にメリットがあります。
社員間の仲も良い
これは会社によって異なるので一概には言えませんが、ルート配送の仕事というのは相互協力の中で仕事をするケースが多く、配車係、ほかのドライバーとコミュニケーションをとることも少なくありません。そのため、社員間の仲が良く、仕事が終わったら一緒に飲みに行くという方も多いです。
ルート配送ドライバーの仕事のデメリットについて
では、ルート配送ドライバーの仕事のデメリットについてですが、主だったものとしては下記3点が上げられます。
仕事が単調
ルート配送ドライバーは決まった場所に、物を運ぶ仕事です。そのため、常にトラックに乗ってものを運搬してを繰り返すことになります。人によっては非常に退屈だと感じる可能性は十分あります。
朝が早い、夜中に仕事が偏る
昼仕事のルート配送ドライバーの場合、朝7時、7時半が出社時間となり早朝出社が求められる場合も少なくありません。その分早く仕事が終わることになりますが、朝が苦手な方には大変です。またものによっては夜のみの配送となるケースのドライバーの場合は、昼夜逆転生活になることもあります。
配送ドライバー全体の仕事を通していわゆるスーツを来た会社員と比較し、バランスの良い生活ができなくなるということは想定されます。
年収は決して高くはない
ルート配送ドライバーの平均月収は30万円程度、賞与がなければ年収360万円、賞与があっても450万円程度の年収というのが一般的です。もちろんこれは会社により異なりますので一概には言えませんが、上記の年収を見ても非常に高い金額であるとは言い難いのが現状です。
高い年収を稼ぎたいと強く思っている方には向いているとは言えないでしょう。
まとめ
このようにルート配送ドライバーの仕事は高年収が得られる仕事とは言えません。また、働く時間帯や業務内容からも楽な仕事とは言えないでしょう。
それでも、働く時間が決まっていることから、ワークライフバランスを保つことができ、休みも固定でます。加えて、社内外で人とコミュニケーションを取りながら働くことができるという点では、非常にやりがいをもって働くことができます。
ドライバー業界で働きたいという方で、長期的に働きたい、自分の時間を持ちながら、周囲とコミュニケーションを取りながら働きたいという方にとっては、バスの乗務員、タクシードライバー、長距離トラックのドライバーより適している仕事であるといえます。