トラックドライバーとして活躍したい!トラックドライバーになって一生懸命稼ぐぞ!かっこいいトラックに乗りたい!と、トラックドライバーやトラックに憧れを持っている方は多いのではないでしょうか?しかし憧れはあるものの、実際は長く働く事は困難で、厳しい条件の毎日が待っているのでは…と不安がよぎって一歩踏み出せずにいる方も同様に多いのではないでしょうか?現代の運送業界を取り巻く環境は今までのイメージをガラっと覆しています。そこで今回は運送業界の実態と、トラックドライバーとしての心得をまとめました。しっかりと意識することで立派なトラックドライバーへの近道になるかもしれませんよ。

<目次>


実際のところ、運送業界ってどうなの?

運送業界で働くってどんなイメージですか?ガテン系でキツくてつらくて…そんなイメージをお持ちではないでしょうか?
昔から運送業界について、世間一般の認識としては「稼げるけどブラックな業界」と思われがちですが、現代の運送業界はそんなことはありません。なぜなら、昨今のトラックドライバー不足や事故の増加、環境への配慮などを考える運送業者が非常に多くなっているため、従来の運送業者の在り方を変化させる動きが活発であるからです。
そして運送業者が無視しようにも各地域のトラック協会が指導を行っているため、実に安心して仕事を行える環境が整っているといえるのです。
そのため、世間との認識が剥離している今こそトラックドライバーに挑戦するチャンスであるといえるでしょう。
ここから、トラックドライバーになるための心得をご紹介します。

心得その1: キツイ・汚い・危険の「3K」は終わった!

先述した話と被る部分はありますが、大切なことなので意識しておくことが重要です。
一昔前は、トラックドライバーは3K…でもそこら辺の社長さんよりも稼げる!という大きなメリットとデメリットが共存する世界でした。金銭的なメリットよりも、3Kというデメリットに耐えきれないため、諦める人が後を絶ちませんでした。しかし、今ははもう「昔」の話です。
現代の運送業は、ドライバー不足や事故率などが深刻な問題になっているため全国・地方のトラック協会が改善に力を注いでいます。結果として3K は大幅に減少し、同時に労働環境は改善されています。労働環境が改善された反面、燃料や車両の価格上昇が原因で経営コストが上がってしまい、昔ほど稼ぐことは難しくなっています。それでも実際に月給50万円を稼ぐドライバーも存在しますし、平均しても20~30万円程度は無理なく稼ぐことが可能です。人並み以上に稼ぐこともでき、労働環境が良くなっているため従来のイメージは変わりつつあるといえるでしょう。
そのため、運送会社もトラックドライバーにできるだけ長く働いてもらいたい、という心理が働いていますので非常に優遇された職業になりつつあることは理解しておきましょう。

心得その2: 肉体労働だということは忘れてはいけない!

現代は労働環境が改善されたとはいえ、長距離便や手積み手下ろしがなくなることはないので肉体労働という側面がなくなるとは言えないのが現状です。現に小型トラックでの運送をメインで行う運送業者は手積み手下ろしが基本になっていることもあります。
しかし休憩時間の厳格化やキャブ内での快適グッズも現代では非常に充実しており、昔と比べて肉体労働に伴うストレスは大幅に減少しています。
また物流センターの大型化や高性能なフォークリフトの普及により仕事の作業効率はアップし、トラックドライバーの負担軽減にも繋がっています。そしてトラックの大きさや荷主にもよりますが総輪エアサス車やエアサスシートの普及もトラックドライバーの負担軽減に一役買っているといえます。
肉体的につらいのは夜間の走行や、一部力仕事が残る部分があるためですが、所属する運送会社を選ぶことでそれらの肉体労働はある程度回避することは可能です。
トラックドライバーになる際は、負担が大幅に軽減されたものの一部肉体労働が残っていることは心得ておきましょう。

心得その3: 安全運転には絶対に気を付けて!

まず綺麗事は抜きにして、安全運転をするということは自分の収入を高く保つことに繋がります。どういうことかというと、運送業者の多くは「無事故手当」と呼ばれる手当を支給しており、その額は1~3万円程度と見過ごすことのできない金額になっています。決められた期間内に一度でも事故を起こすと手当の支給要件を満たさないため、実質的な給料の減額に繋がってしまうのです。
危険運転による事故の状況によってはトラックを運転するための運転免許証の停止や取り消しに繋がりかねません。それこそ仕事ができなくなってしますのでより一層事故には注意が必要でしょう。
そして自身の身(収入)を守ることは、まわりを取り巻く環境を守ることにもつながります。例えば安全運転に気をつけると必然的に低速走行をすることになります。低速走行をすると自然環境に優しい運転になりますので、自然環境を守る効果があるといえます。また言うまでもありませんが、安全運転を心がけることで自分のトラックの周りを走る命も守ることができます。
自分の身を守る努力をすることで、それ以外に多くのものを守ることに繋がるという事実はきちんと心得ておきましょう。

心得その4: いつでもプロに徹すること

当たり前のことなのですが、いつでも自分の持てる最大の力を発揮してプロに徹することです。プロに徹するということは実は簡単で、お客様や所属する運送業者のために良いマナーを心がけ続けることをいいます。
何故プロに徹することを心がけるべきなのでしょうか?それは大きな恩恵を受けるためなのです。プロに徹することで受けられる恩恵は運送業者にではなく、トラックドライバー自身に非常に大きなものとなっています。どのような恩恵が受けられるのかというと、心得その3と被る部分はあるのですが、自分の収入増加という恩恵を受けられることがあるのです。
例えば客先での心遣いやマナーが他にはないぐらい良かったとします。そうした場合にお客様は運賃の値上げ交渉に快く応じることがあるのです。ここまでは会社の利益に繋がっているだけですが、値上げ交渉の際にお客様から「○○君が運ぶなら値上げに応じる」と指名されることもあり、それによって自分の給料に上乗せをしてくれる運送業者もあるのです。
この話を聞くと夢のまた夢の話だと思う方も多くいるでしょうが、実際に合った話ですので確率は0パーセントではないといえます。 ここまで上手くはいかなくとも、いつでもプロに徹することで損をすることは絶対にありませんので心得ておきましょう。




まとめ

運送業界の実態とトラックドライバーの心得についてご紹介しましたがいかがでしたか?イメージとは少し違う部分があったのではないでしょうか?稼ぐためにトラックドライバーになる、一人で黙々と仕事をしたいからトラックドライバーになる、大きな車を運転したいからトラックドライバーになる、トラックドライバーになりたい理由は様々だと思います。自分がどんなトラックドライバーになりたいかを明確にイメージすることで、今回ご紹介した心得が効果的に効いてくると思いますよ。ぜひ頭の片隅に入れてトラックドライバーを目指してください。


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